治験データ
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- 高齢者への有効性:治験データ

本稿は国際的学術誌「Journal of the American Geriatrics Society」2004年6月号で公表された試験の要約である。
結果
1. 高齢女性におけるパワープレート® トレーニングの効果に関する初の長期試験から、パワープレート® で24週間トレーニングした後、動作の強度と速度が増大することが明らかになった。
2. パワープレート® トレーニングは高齢者集団にとって安全、適切、有効な筋力トレーニング法であることが証明された。本試験の所見により、パワープレート® トレーニングが安全かつ負担の少ない筋力トレーニング法として、老年医学および治療環境への適用に大きな可能性を秘めていることが示された。高齢者に低い労作性で安全に負荷を与えられることから、パワープレート® は従来型の筋力トレーニングに関心がないまたは実施できない体力低下集団に適していると思われる。
本試験は標準のエクササイズプログラムに関心がないまたは実施できない患者および高齢者の筋パフォーマンスを高める可能性があるというパワープレート® の治療環境での大きな可能性を前提として実施した。筋肉量、機能的強度および心血管系機能を維持することは高齢者にとっては難題である。なぜなら、潜在的過負荷の危険性がある上に、老化した体では高レベルの負荷に適合する能力が低下しているからである。パワープレート® は過剰な負荷を与えることなくこれらの系を安全かつ容易に鍛える機会を提供する。
筋力および最大筋パワーは高齢者の歩く、階段を上る、椅子から立ち上がるといった日常生活動作で使用する機能に大きな影響を及ぼす。高齢者の転倒および股関節部骨折の一般的な危険因子は、筋力の脆弱性と下肢筋肉の瞬発力の低下である。高齢者は加齢に伴う身体活動の減少とともに筋肉量を失っていく。したがって、加齢に伴う筋力の喪失と筋萎縮の予防は公衆衛生の課題である。
年齢58〜74歳の閉経後女性89名を試験に登録した。参加者を無作為に次の3つの試験群に割り付けた。
1)週3回24週間トレーニングを行うパワープレート® 群。この群はスクワットおよびランジ等の静的および動的膝伸筋エクササイズから成る漸進的プログラムを行った。
2)週3回24週間トレーニングを行う従来型トレーニング群。この群は従来型フィットネス機器で動的レッグプレスおよびレッグエクステンションエクササイズを抵抗を漸増させながら行った。
3)対照群。この群はいかなるトレーニングにも参加しなかった。
試験の結果、パワープレート® も従来型トレーニングも脚の筋力を増大させることが証明された(図1)。両群ともカウンタームーブメントジャンプが向上した(図2)。動作速度の増大が認められたのはパワープレート® 群のみであった(図3)。
カウンタームーブメントジャンプは、椅子から立ち上がる、階段を上る、バランスを保つといった日常生活動作で用いられる筋肉の伸縮を測定する正確な方法である。動作速度は反応とバランスを測定する上で非常に重要な基準であり、転倒リスクを減少させる。
パワープレート® トレーニングは意識的な運動の必要性ならびに筋骨格系、呼吸器系および心血管系へのストレスを最小限に抑える。ほとんどの被験者はパワープレート® トレーニングを楽しみ、難しいトレーニングとはとらえず、セッション終了時に中等度の筋肉疲労を報告した。



