ユーザー紹介・導入事例

川平先端リハラボ 川平和美様

パワープレートの振動刺激で川平法(促通反復療法)の効果を最大限に高める

―川平法(促通反復療法)とはどんなリハビリ法なのでしょうか?

川平(以下、敬称略):脳卒中や頭部外傷、脊髄損傷による麻痺(片麻痺)や歩行障害の回復の促進を目的とした治療法です。治療者が患者さんの麻痺した手や足を操作(促通操作)することで、意図した運動(随意運動)を実現し、これを反復することで、その運動に必要な大脳から脊髄までの神経回路を再建・強化するよう促します。
例えば手指の麻痺がある場合には、個々の指の曲げ伸ばしが実現するように、治療者が促通操作を繰り返し行います。

―川平法はほかの治療と組み合わせることでより高い効果が発揮できるのでしょうか?

川平:持続的電気刺激法、振動刺激痙縮抑制法、意図実現型ロボットと併用することで、治療効果が高まることは、私たちのデータで実証されています。この内の、振動刺激痙縮抑制法にパワープレート®を活用しています。体の中でも大きな部分にはパワープレート®を、細かな部分には市販のハンディマッサージ器という使い分けをすることで、効率的にリラクゼーションが行なえます。

―パワープレート®をお知りになったきっかけは?

川平:2011年の日本温泉気候物理医学会のセミナーで、パワープレート®の存在を初めて知りました。その前から振動刺激がリハビリには役立つことは知っており、リハビリの現場ではマッサージ器などを麻痺部分に用いていました。パワープレート®の紹介を受けて非常に期待できる機器だと考え、早速導入しました。

―促通反復療法研究所の役割はどんなものですか?

川平:これまで私は、鹿児島大学で医学生や医師などを対象に指導を行うほか、患者さんへの治療も行ってきました。東京に研究所を開設したのは、日本全国の患者さんを治療しながら、理学療法士など、医療施設でリハビリを行う人たちに、最先端のリハビリ法を伝えたいと考えたからです。
現在、ここでは年間約100人に上る理学療法士などの医療者を受け入れ、研修を行っています。
また、一般的な病院やリハビリ施設での通常の治療に限界を感じている患者さんが日本全国から、また中国をはじめとした海外からも訪れて、川平法によって機能改善の喜びを感じていただいています。

―患者さん、そして研修生の方々はパワープレート®にどんな感想をお持ちですか?

川平:振動刺激は麻痺部分の痙縮を抑えるので、随意運動に必要な神経路のバランスが取れ、その後の促通操作をスムーズに行えるようになります。パワープレート®なしで促通運動前のリラクゼーションを行うと、時間がかかり、とても苦労することがあります。
それに対して、パワープレート®とマッサージ器の適切な使用を組み合わせると、ごく短時間で神経路の準備が整い、より多くの時間をリハビリにあてることができるのです。

これで、患者さんはもちろん、治療者の時間と体力の負担も大幅に減らすことができます。双方がリハビリに集中できるのも、効果の向上に役立っていますね。特に、ここには遠方からお越しの患者さんも多いので、通える回数には限りがあります。ですから、2時間で手指から下肢・歩行まで効率的なリハビリが行なえることは本当に喜ばれています。

―研修後、パワープレート®を導入する施設はありますか?

川平:たくさんの病院・施設から研修に来ている医療者の中には、ここで効果を実感し、研修後に自分の施設に帰ってパワープレート®の導入に踏み切ったケースもありますね。また、もともとパワープレート®が施設に設置されていたが、使い方が分からず、上手く活用されていなかったという話も聞きます。
パワープレート®は正しい使い方をしてはじめてリハビリの役に立つと私自身は考えていますので、ここで川平法と組み合わせた効果的な使用方法をしっかりと学んでもらいます。加えて、導入の際、そして導入後にリハビリのデータを収集して研究発表を行うという熱意のある人には、研修後も継続して相談に乗っています。

―今後、川平法を広めていく上で、パワープレート®はどんな役割を果たすでしょうか?

川平:川平法は世界最先端のリハビリ法であり、リハビリ開始後1年以上が経過して、症状が固定しているといわれる患者さんでも、麻痺を軽減できる治療です。
治療時間の短縮、そして各治療の組み合わせによる相乗効果は、川平法自体への理解を得やすくしていると思います。世界中でより多くの方に取り組んでいただくために、パワープレート®の非常に効果の高い振動刺激の併用はとても重要な要素です。

促通反復療法研究所<川平先端リハラボ> 所長 川平 和美様

  • ・鹿児島大学 名誉教授
  • ・鹿児島大学大学院 客員研究員
  • ・国際医療福祉大学大学院 客員教授
  • ・藤田保健衛生大学 客員教授

川平先端リハラボ
〒150-0041
東京都渋谷区神南 1-12-10 カルチャーワークス 3F(旧渋谷電力館)
http://kawahira.org/